


ほら、とっても澄んだ青空に、鳥の羽をまとった風車が“凛”とたたずんでいる。
地球が生み出してくれた、かけがえのない自然。
この恵みを一身に受ける風車。風車は、地球が与えてくれる恵みのバロメーター。
そして、風車を通して地球のいとなみをエネルギーとして授かることが許された私たち。そんな、地球に生かされている私たちが出来ることって何だろう。
それは、地球に、自然に、動植物に「ありがとう」って伝えることなんじゃないかな。
今回私は東京・銀座にあるソニービルからの、たくさんの「ありがとう」を発見! その活動は、ソニービルからの「ありがとう」の種。そして、その種を大きな森に出来るのは私たち一人ひとり。ひとりが出来ることは「ハチドリのひとしずく」くらいかもしれない。でもいつかはおおきな森になってくれると信じている。みんなで知っていきましょう、種について。そして大きな森にして地球に返しましょう、ありがとうを込めて。



今起こっている地球の気候変動は、工場などから排出される温室効果ガス(二酸化炭素など)が原因であることは確実です。そこでソニービルは二酸化炭素(CO2)を減らす方法として風の力に着目。都会の真ん中でソニービルは使っている電力をほぼ風力発電の恵みでまかなっています。かっこいいですね! でも都会には建物や人に溢れていて自然の恵みの風や陽光が立ち往生してしまうような……。
それを解決するのが、ソニーと東京電力が編み出した“グリーン電力証書システム”です!
「ソニービルで使用される電力は、秋田県の田代平と千葉県の銚子屏風ヶ浦にある風車で発電された電力です」とは言っても、その土地で発電された電力を実際に東京の銀座まで持ってくるのはエコ的観点からも矛盾しています。そこでまだまだ風力発電の素晴らしさが知られていないために発生するプラスアルファの費用をソニービルがまかなうことで、風力発電を使っているという証明書が発行されるシステムなのです。もちろん、風力で生み出された電力は風車のたもとで暮らしている人たちによって活用されています。
“風の力がソニービルのエネルギー”であることと、日々の自然に対する心がけによって、ソニービルでは1年で1,444トンのCO2削減を達成したんですって! CO2 1トンは、ガソリンを約300キログラム消費した時に発生する量です。自然の恵みと人間の心がけで、地球上の生き物の命を無駄にすることが減るかもしれない。地球に「ありがとう」ということで、白クマに「ありがとう」って言ってもらえるかもしれない。今の「ごめんね」が将来の「ありがとう」に繋がるかもっていう希望を、ソニービルを見て持てちゃいました。




未来の子どもたちは、悲しむのかな。もしかしたら、少なくなってしまった本当の自然の姿をしらないまま、私たちが汚してしまった地球を本来の地球の姿として受け入れてしまうのかな。それって幸せなのかな。
What should we do for the next generation? 次の世代のために私たちは何をすべきか。
それは、本当のことを伝えることなのかもしれません。本当の森の音、におい、感触、そして私たちが犯してしまった過ちの重さと、人間は地球に生かしてもらっている存在だということを……。
でも、その日行われていたエコワークショップ「森とグリーン電力〜ソニーの考える新しいエコ循環」に参加していた子どもたちは、“僕たちの未来は、僕たちで守るんだ!”という前向きな勢いに溢れていていました。そして、もっと嬉しかったことは“森や生き物が大好き”という素直な気持ちがキラキラ輝いていたこと。その気持ちさえ心に蓄えていたなら、地球は人間を見捨てはしないだろうし、人間も自然に心を配ることが出来るんだろうな。
そんな子どもたちにワークショップを通じて伝えたかったこと。それは、自然と共存しながら、彼らの未来を守る方法。まずはどんな自然の恵みが、どういう方法でエネルギー源になるかを学びます。子どもたちには自然カード(太陽、風、地)と発電カード(ソーラーパネル、風車、熱)の中のどれかが渡され、そのカードとマッチするカードの持ち主を探す、という仕組みです。例えば、あなたが風カードを持っていて、私は風車カードを持っていたならば、私たちはペアになる、という具合。このゲームでグループに分かれた子供たちは、次に自然の森の音を聞いて、その音から想像した森の表情を、実際に木の枝や木の実や色紙などを使って工作していきます。音から生み出された森には、いろいろな生物がそれぞれに適した環境に棲み付いていて、まるで森の吐息が聞こえてきそうなくらい。また、あらゆる素材や方法を駆使して風の姿まで表現されていて、そこから森の空気循環を担う風の偉大さを感じました。この工作によって、子どもたちは森の豊かな営みを自ら想像することで再認識し、最後には同じ森の雨の日の姿、夜の姿を写真と音で見ることで、森も自分たちと同じように“生きて”いることを感じていました。
もしかしたら、子どもたちの素直な表現と自然への好奇心に溢れたワークショップで学んだのは、そういう自然への思いやりの気持ちをしまい込んでしまった大人だったのかもしれません。
自然を介して異なった世代同士が支えあい、全世代が共通の感謝を地球やそこに棲む全ての存在に表す。それが世界平和のあるべき姿なのかな。