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「銀座ソニーパークプロジェクト」始まります

今年、2016年は、ソニーにとって一つの節目となる年です。
ソニーの前身である東京通信工業株式会社が設立されたのは、終戦直後の1946年。
今年は、創立70周年に当たります。そして、ソニーグループのショールームであるソニービルが開館50周年を迎える年でもあります。この記念の年に、ソニービルをこれまでよりもより魅力のある“ソニーの新しい情報発信基地”として生まれ変わらせることを決断しました。

愛されつづけた50年

ソニービルが完成した1966年は、まさに高度成長の真っただ中。東京の一等地である銀座、その更に中心である数寄屋橋交差点のかどに、企業のショールームという目的で地上8階、地下4階のビルをオープンしたことは、50年前の日本では大変画期的なことでした。銀座のジャンクションに存在するユニークな建物として、そして銀座を象徴する建物のひとつとして、ソニービルは、その後50年間にわたり、日本のみならず世界中から数多くのお客様をお迎えしてまいりました。青春時代の銀座での待ち合わせはいつもソニービル前でしたとおっしゃるご年配のお客様。毎年夏に開催される「Sony Aquarium」のイベントに楽しみにしてくださっているご家族の皆さま。そして、新商品が出ると必ずソニービルに来て、いち早く商品を体験される大のソニーファンのお客様。ソニービルはひとつですが、思い出は来館されるお客様の数だけ存在しています。多くの皆さまに愛されているソニービルは、ソニーにとりまして、これから先も日本が生んだブランドであるソニーを世界に向けて発信するための拠点であり続けるという位置づけに、変わりはありません。

よりオープンな空間へ

しかしながら、半世紀という時間を経て、ソニーのビジネス領域は拡大し、人々のコミュニケーションの方法も大きく変わり、建物や運用システムが現代のニーズに合っているとは言い難いのも事実です。そのため、約3年前からソニービルを生まれ変わらせるための検討を始め、次世代のソニービルのあるべき姿について、じっくりと時間をかけ議論を重ねてきました。検討の初期段階で私が検討メンバーに伝えたメッセージは“INVITING”、つまり「街に対して開かれた施設」というコンセプトの実現でした。新しいソニービルは、目的を持ってお越しいただくお客さまだけでなく、銀座を散策する人たちに対してもオープンな場所や空間であるべきと考え、建物のデザインや機能性に加え、建築物は街の一部であるという公共性の視点を重視して計画を進めてきました。そして、この度「銀座ソニーパークプロジェクト」をスタートさせることになりました。

2つのステップ

このプロジェクトでは、2017年から2022年までの間で、2つのステップを経て、現在のソニービルが大きくその形を変え、銀座の街に新しい空間を生み出します。
最初のステップでの重要なコンセプトは、数寄屋橋交差点という銀座の街の中心に公共性の高い、空白の場所「銀座ソニーパーク」を作り、世の中を巻き込んで新たな発信を行っていくということです。

現在も銀座の街、周囲の交通と密接につながったソニービルですが、「銀座ソニーパーク」では、そのオープンな構造からも、またそこで行われる実験的な活動からも、「街に対して開かれた施設」というコンセプトをさらに追求し、新しい時代の情報発信基地としていきます。そして、2020年秋以降からは次のステップとして、新しいソニービルの建設を開始します。新しいソニービルにおいては「街に対して開かれた施設」というコンセプトに「都市機能を内包する」というコンセプトを加え、都市的で公共性の高い施設の完成を目指します。

より大きな感動と驚きを

新しいソニービルは2022年の竣工を予定しています。この新しいソニービルについては、銀座・数寄屋橋を一緒に盛り上げていく周囲のコミュニティの皆様、また「銀座ソニーパークプロジェクト」に参画いただき、このパークを活用していただくパートナーの皆様など、幅広い方々からのご意見をお聞きしながら、次世代の銀座の街に新しく建設する建物にふさわしい新しいソニービルをつくりたいと考えています。

今回のプロジェクトのスタートにあたり、ソニービルの共同所有者である株式会社矢吹商会の矢吹社長をはじめ、ソニービルのテナントの皆さま、そして近隣の銀座のコミュニティの皆様、関係者各位のご理解とご協力いただきましたことを、この場を借りて厚く御礼を申し上げます。

ソニーは次世代に向けてこの銀座での新たな取り組みにおいても、ソニーらしいチャレンジで皆さまに感動や驚きをお届けできるよう、進めて参りますので、ぜひご期待ください。

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